新潟県小千谷市

「片貝まつり」

浅原神社秋季例大祭奉納大煙火

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世界一の4尺玉で有名な片貝の花火。
それは、地元の人々の想いを込めて打ち上げる、
江戸時代から続く奉納花火である。

写真・文 飯田裕子

k023尺玉、4尺玉も初めて打ち上げた!

真上で開く花火は
音も光も迫力満点

同窓が帰省し、街道の町がにわかに活気づく。
そろいの藍染半纏に袖を通し、鉢巻をしめて、さあ、祭りの始まりだ。
1万5000発 の煌めきの下、山車を引き、木遣りうたを唄いながら仲間と練り歩く。

 米どころ、新潟。黄金に色づいた稲が頭を垂れ、収穫間近となる毎年9月9日、10日の2日間。新潟県小千谷市片貝で開催される「片貝まつり」には、日本全国から大勢の見物客が押し寄せる。お目当ては2日間で1万5000発という打ち上げ花火だ。尺玉の2段打を始め、5段打、10段打が次々と打ち上がる、何と贅沢なこと。豪華絢爛なスターマインが、夜空を余すところなく染め上げる。

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 片貝の花火は江戸時代から続く、地元鎮守の浅原神社への奉納花火が始まりだ。ひとつひとつ打ち上げる花火を紹介するアナウンスに耳を傾けると、「おばあちゃん、いつまでも元気で長生きしてね。孫一同」や「あなたが好きだった花火を打ち上げます。天国から見てください」など、個人の思いを込めて花火師に注文したものが多い。
 夜祭りの翌日、10日の昼には「弔い」の昼花火が上がる。あの世の彼方からは見えるのだろうか。晩夏の青空にパンパ〜ンと、色煙だけのスターマインや三尺が上がる。観客が去った境内にこだまする花火の音が、今年も夏の終わりを告げる。

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花火でつぶしつぶさぬ
身代と絆

行く夏を数える花火の音を聞く

高校を卒業すると同級生で花火組みをつくり、還暦や卒寿になるまで花火を上げる。組毎に山車を曳き、木遣りうたを歌いながら練り歩く。

高校を卒業すると同級生で花火組みをつくり、還暦や卒寿になるまで花火を上げる。組毎に山車を曳き、木遣りうたを歌いながら練り歩く。

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天に瞬く花火を地で送る

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