東洋水産「マルちゃん正麺」

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袋麺市場で人気爆発! インスタントラーメンの新たなスタンダード!

年足らずで累計2 億食を超える出荷となったのが、東洋水産の「マルちゃん正麺」だ。いわゆるインスタントラーメンだが、主流のカップ麺ではない。1971 年に日清のカップヌードルが登場して以来、インスタントラーメンはカップ麺が主流となり、袋麺は裏街道を地味に歩んできた。しかも、袋麺は麺とスープの素だけで勝負するため、他社製品との差別化が図りづらい。結局、袋麺市場ではロングセラーブランドしか売れず、久しく新製品が定着しなかった。「マルちゃん正麺」は、その袋麺市場に打って出て、しかも最初の打席で特大のホームランを放つという偉業を達成したのだ。

そのコンセプトは、袋麺の庶民的なイメージを覆すこと。つまり、“ 麺にこだわった高品質な袋麺” だという。「生の麺の味わいと、即席麺の簡便性・保存性を合わせ持つ麺を目指しました」(東洋水産CSR広報部)

これを可能にしたのが、「生麺うまいまま製法」である。即席麺は一般的に、油で揚げるフライ麺と熱風で乾燥させるノンフライ麺が主流だが、「生麺うまいまま製法」は、切り出した生の麺をそのまま乾燥させるもの。これまでのインスタント麺にはなかったコシのある麺が、独自開発した技術で実現した訳である。

 

試作は上々だが製品化に手こずる

言葉にすれば簡単そうだが、今までにない製麺方法とあって、開発には約5 年の歳月がかかったという。「特に量販化のための製造ラインで再現するのが難しく、工場でしかできないテストをするために、担当者は何度も研究所と工場を行き来する日々が続きました」(前出)

袋麺の魅力は、何と言っても具を自由にアレンジできる点。同社ホームページの「家ラーメンのレベルアップ こだわりの具材に挑戦!」というページには、オリジナルのラーメンレシピが充実。これを参考にすれば、家ラーメンの世界がとても広がるはずだ。

家庭で手軽に、レベルの高いラーメンを再現できる「マルちゃん正麺」。インスタントラーメンへの先入観がある人も、ぜひ一度お試しあれ。

 

麺の長さは2 5~30センチと、一般的なインスタント麺の約半分。子どもから高齢者まで誰でも食べやすいよう配慮した。

 

●お問い合わせ先/東洋水産お客様相談室☎ 03-3458-3333

撮影/長尾迪 取材・文/ JQR 編集部

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