QR.1

KURUTOGA & orenz

一定の太さで書ける・芯が折れない
高機能型シャープペンシル

取材・文・撮影/JQR編集部

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字をページいっぱいに書く時や、資料に細かい書き込みをする時にも文字がつぶれずキレイに書ける。

字をページいっぱいに書く時や、資料に細かい書き込みをする時にも文字がつぶれずキレイに書ける。

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最新技術を搭載
細かい文字もキレイに
美しく書ける

「オレンズ」は0.2mmと0.3mmの2種類の展開で、価格は500円+税。

芯を削る手間がなく、ノックするだけで芯が出るシャープペンシル。登場して以来、握りやすいグリップ、振るだけで芯が出るなど、持ちやすさや使いやすさにさまざまな工夫がされてきたが、何十年も鉛筆の代用品としての位置づけは変わらなかった。ところが最近、“書き文字の美しさ”にこだわった新機構を搭載した商品が登場。これまでのシャープペンシルにはない書き心地から、ノートに小さな文字をぎっしりと書く学生たちに人気だ。
 そのひとつが三菱鉛筆が発売する「クルトガ」だ。“クルッと回ってトガった芯をキープ”という発想から名づけられたように、字を書く時、芯が紙に触れるたびに「クルトガエンジン」という独自の機構により9度ずつ芯が回る。40回繰り返すと360度、つまり1回転し、芯が円錐状にとがる。
「芯が偏減りせずにとがった状態を維持できるので、つねに細い文字が書けます。また、文字に濃淡が出ないうえ、芯が崩れないので芯の粉が出ず、ノートや手が汚れにくいのです」(三菱鉛筆横浜研究所開発センター・中山協さん)
 これまでのユーザー調査では、シャープペンシルに対しての不満を聞いてもとくに回答がなかったが、「クルトガ」を使ってもらうと、従来の製品に比べて「芯が紙にひっかからなくなった」「画数の多い漢字もきれいに書ける」といった喜びの声があがったという。

芯を出さないで書く

「クルトガ」は0.3mm、 0.5mm、 0,7mmの3種類で、
価格は450円+税。

 一方、0.2ミリ、0.3ミリという驚異的な細さで文字が書けるのに、芯が折れないと話題なのがぺんてるの「オレンズ」だ。製図用シャープペンシルとして建築やインテリア関連の仕事に就く人に愛用されていたものを一般向けに改良し、価格を抑えた。極細の芯を折らないために考え出されたのが、“芯を出さないで書く”というユニークな方法だ。通常のシャープペンシルのようにノックするとパイプが出てくるが、そこから芯を出さずにパイプだけの状態で筆記する。
「目では見えないほどわずかですが、パイプの先が丸くなっています。芯が減るのに合わせてパイプがスライドして短くなるので、パイプから芯を出さずに書いても紙面に引っかかりません。なおかつ、パイプがつねに芯をサポートするため極細の芯でも芯が折れないのです」(ぺんてるマーケティング推進部・水口和也さん)
 また、同社が販売するシャープペンシルの芯は強化シリカを練り込み、折れにくい特殊な構造になっている。通常の芯の半分の太さしかなくとも折れないのは芯の強さにもある。
 ただ書くだけでなく、美しく書くという見た目にまでこだわったシャープペンシル。パソコンから打ち出された美しい文字を見慣れている今だからこそ、細く美しく書ける筆記具が必要とされているのかもしれない。

●お問い合わせ先
 三菱鉛筆 0120・321433 http://www.mpuni.co.jp
 ぺんてる お客様相談室 0120・12・8133 http://www.pentel.co.jp

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