JQR TOP INTERVIEW – NEC レノボ・ジャパン取締役会長 ロードリック・ラピン氏

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JQR TOP INTERVIEW – NEC レノボ・ジャパン取締役会長 ロードリック・ラピン氏

 

多様性があり、しかも互いを尊重しあえることが成功の鍵

レノボ・ジャパンの取締役会長であるロードリック・ラピン氏はオーストラリア出身。1986 年の初来日後、数回にわたり日本を訪れている。そして六本木ヒルズの本社に赴任したのが2008 年のこと。ラピン氏の姉妹も日本に住んで9 年になり、家族ぐるみで日本に愛着を持っているようだ。

ラピン氏によると、自分は「ミスター・フィクサー( 問題請負人) だという。IT 業界に従事して18 年余り。この間常にアジア、特に日本での問題解決を図る役割を任されてきた。最大の業績の一つは、昨年のNEC(NEC)との提携である。日本におけるレノボ、NEC PC 両社の合計シェアは27.2% に達し、現在シェアNo.1 である。またレノボ・グループは中国で34%、インドで16.9% のシェアを占めている。業績発表で忙しい11 月初旬、ロードリック・ラピン氏はJQRの取材に応じ、日本のパーソナルコンピューター(PC)市場とその課題について語ってくれた。

日本でレノボに採用されましたが、赴任先はシンガポールでした。そして「リーマン危機」直後の2008 年に日本に戻ってきました。新しい視点でビジネスを捉えることができる、良いタイミングだったと思います。

2008 年のレノボ・ジャパンの業績は好調で、その後の3 年間でマーケットシェアは3% から8.2% に増加しました。こうしたシェアの伸びにレノボ・グループとレノボ・ジャパンは自信を深め、NEC との合弁事業を開始することにしたのです。今では日本のPC 市場で両社は27.2%と、No.1 のマーケットシェアを占めています。

日本事業の業務を引き継ぐ際に、最も大きな課題となったのは文化の違いでした。日本文化対外国文化という話ではありません。レノボ・ジャパンの社員の大半は日本人ですから。企業文化の違い、これが最も対応が難しいものなのです。NEC PC は伝統的にデータに強く、計画的に物事を進める企業文化を持っています。一方レノボはよりスピード重視で、実行を重んじる会社です。また、NECPC では非常に多くのプロセスを経て決定が下されますが、レノボでは意思決定の権限を社員に委譲しています。そのため最初のうちは連携がうまく取れないこともありましたが、現在は互いに補い合う良い関係になっていると思います。NEC PC は日本市場を誰よりもよく知っており、日本のコンシューマーを完全に理解していますから。

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