JQRインタビュー

西村与志木 – 「坂の上の雲」エグゼクティブプロデューサー

西村与志木 – 「坂の上の雲」エグゼクティブプロデューサー

いよいよ第 2 部がスタートした NHK スペシャルドラマ『坂の上の雲』 『坂の上の雲』は、 大陸と半島と列島の歴史を振り返る、 今という時代が求めたドラマです。 ――『坂の上の雲』の映像化については難しい側面があったとお聞きしています。 西村 司馬遼太郎さんが5年の準備期間を経て『坂の上の雲』を新聞紙上で連載を始めたのは1968年のことです。それまで日清、日露戦争を舞台にしたスケールの大きい小説はありませんでした。この小説を読んだ映像関係者は相次いで映像化のオファーを出したのですが、司馬さんは了解しなかった。当時は東西冷戦の真っ只中で、日本も70年安保で右と左が大きく対立していた。そうした状況で、右翼から見れば、軍神として祀られている乃木将軍を無能と貶めているのはけしからん話ですね。一方左翼から見れば戦争を賛美している、国威発揚的な小説だと。右と左から一斉に攻撃を受けた訳です。…

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