進化しすぎてガラパゴス化!?

千秋育子の「一語一絵」 Vol.3

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Vol.3 進化しすぎてガラパゴス化!?

学童文具といえばコンパスやノート、えんぴつなどが主だったが、最近は笛ケースや防犯ブザーなども含まれるそうだ。雑巾や防災頭巾、カラフルな子ども軍手もお店の文具コーナーで買うのが当たり前。雑巾は使い古したタオルを縫ったものだが、今ではお店にキャラものまで売っているから驚きだ。そのうちレースやラインストーンが付いた雑巾が売られるようになるかもしれない。

そういえば私が子どもの頃、こするとカレーの匂いがする下敷きがあったが、ランドセルの中のものすべてがカレー臭くなって困ったことがあった。動きが雑な電動消しゴムはいらぬ所を消してしまって二度手間、三度手間になってしまったことも。斬新と思って飛びついた文具が、ちょっと失敗だった記憶は数知れない。

そんな時代を経て、最近の日本の文具はどんどん進化している。ペンは摩擦で消えるようになり、ホッチキスの針もフラットに折り曲がり、書類がかさばらなくなった。針なしホッチキスも当たり前になってきている。セロテープの切り口がギザギザではなく、直線になるテープカッター「直線美」を愛用しているが、すっきり切れるのでとても気持ちいい。また、力加減に左右されず紙1枚だけ切れるオルファのカッターナイフ「キリヌーク」は雑誌の整理に便利だが、便利すぎて、それ以外にも色々切りたくなる。

ところでシンガポールのお土産用に、私のマーライオンのイラストとフィギュアが付いたボールペンを販売しているが、最初はシャープペンシルも作ろうと考えた。しかし海外の人は日本人のようにあまりシャープペンシルを使わないという。

線をひいたり細かい字を書くのは鉛筆よりもシャープペンシルのほうが書きやすいし、グリップも鉛筆よりも疲れにくいものがあるのに、とても不思議である。ここまで文具に細かいことを要求するのも日本人だけかもしれないが、一度この気持ちよさを知ると手放せなくなるのは間違いない。

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