澤田洋史のカフェ進化論 Vol.9

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オシャレなグッズでバリスタの地位向上を

日本のカフェで売られているグッズと言えば、マグカップや抽出器具などがメイン。実用的すぎて、少しもの足りないと思うのは僕だけでしょうか?

アメリカのカフェでは、店のロゴが入ったおしゃれなTシャツが店内の壁を飾り、有名店ともなると、観光客がこぞって買って行きます。ローカルなカフェでも必ずオリジナルのTシャツがあって、ファンや常連たちがさりげなく着ている。そんなカフェと客の関係や仲間意識は羨ましい限りです。

僕の店は、そんなアメリカスタイルを積極的に取り入れているからか、グッズを求めるお客さんが多いですね。なので、バリスタも使えて、皆さんが喜んでくれるグッズを並べたいと、日頃からあれこれ考えています。

今展開しているのは、アパレルブランドとのコラボTシャツを筆頭に、N.Y.の自転車メーカーと作ったサイクリングキャップ。それにノートブックやペンなどのステーショナリーなど。そうそう、自転車で来るお客様が多いのを知って、サイクリングバッグも作りました。店で働くバリスタたちも、今ではそのバッグを背に通勤し、店のTシャツを着て働いています。

このような取り組みは、アメリカのカフェスタイルにこだわっているという側面もありますが、もうひとつ、バリスタをもっとカッコ良くしたいとの思いもあります。バリスタを目指す若者を増やすには、バリスタが憧れの職業でなければならない。それには、おいしいコーヒーを淹れる腕前に加え、おしゃれなイメージを演出する必要があります。そんな訳で、カフェの魅力をアピールする小物を、2~3ヶ月に1つリリースしているのです。

この夏にも新商品を1つ出します。それは生豆が入っていた麻袋を再利用したトートバックで、袋を切り取り作るため、柄が全て異なる一点ものです。麻袋は毛羽立ちが気になるので特殊樹脂をコーティングし、内側にはタンブラーを立てる仕切りも作りました。出荷日などが赤文字で記されたリアルな面白さもあり、とても気に入っています。

こんな商品を具体化できるのも、様々な業界の方とお店を通じて出会ったことがきっかけ。素晴らしい人間関係に感謝しながら、僕は次のプランをひとり練る毎日です。

 

Cafe 2 澤田洋史 Hiroshi Sawada
バリスタ。ラテアーティスト。大阪府出身。食品メーカー勤務後、アメリカ・シアトルに留学。そのときラテアートに出会い魅せられる。帰国後は再び食品メーカーに勤務するが、コーヒーの道を志すため独立。2008年Free Pourラテアートワールドチャンピオンに輝き、2010年自身がプロデュースするコーヒーショップ「STREAMER COFFEE COMPANY」をオープン。

 

STREAMER COFFEE COMPANY
東京都渋谷区渋谷 1-20-28 宮川ビル 1F
TEL03-6427-3705
http://streamercoffee.com/
Cafe 1

 

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