澤田洋史のカフェ進化論 Vol.7

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セルフサービスは寿司屋のカウンター!?

カフェの形態には、フルサービスとセルフサービスの2種類があります。フルサービスはお客様の注文を聞いて、テーブルまで運ぶサービス。セルフサービスはお客様が先にお金を支払い、用意されるドリンクを待って自分で受け取るスタイルです。

例えばカフェを始めたいと思った時、その店をセルフサービスにするのかフルサービスにするのかで、コーヒー一杯の価格設定が違ってきます。皆さんのイメージ通りかと思いますが、フルサービスのお店のほうが高くて、セルフサービスのほうが安いのが一般的です。でも、そんなこと一体誰が決めたのでしょう。

僕の店はセルフサービスですが、コーヒー一杯の価格は500円以上します。セルフサービスなのに値段がフルサービス並みという店は、非常識かも知れません。でもその内容は、注文を受けてから豆を挽き、抽出したてのコーヒーに目の前でラテアートを描き、注ぎたてのものをサーブしているからです。それはカウンターで握りたての寿司を食べたり、天ぷらを目の前で揚げてもらうのと同じ感覚なのです。カウンターで食べるお寿司や天ぷらだから安くなるかというと、そんなことはないですよね。

これまでにない挑戦をすること。それが、店をやっていく醍醐味だと思っています。僕がフリーハンドのラテアートにこだわっているのも、それに特化した店が日本になかったから。ミルクを注いだ後に、ピック等を使って後書きするデザインカプチーノはたくさんありますが、それと同じことをやっても、お客様の期待に応えることはできません。こちらから提案、発信していくのがカフェづくりの楽しさですから、いつもアンテナを張り巡らせて、日々面白いことを探しています。僕がフリーポアラテアートに飽きないのは、まだ成長途中にあるから。店も同じでまだ完成形ではないから面白いんです。

最近、店に取り入れたのはスイーツです。これまでも、カフェラテに合うデザートをアメリカのスイーツ店に特注してきましたが、季節の新商品などを新たに追加しました。カフェラテの美味しさを引き立てるスイーツも、今後充実させていきたいラインアップです。

 

Cafe 2 澤田洋史 Hiroshi Sawada
バリスタ。ラテアーティスト。大阪府出身。食品メーカー勤務後、アメリカ・シアトルに留学。そのときラテアートに出会い魅せられる。帰国後は再び食品メーカーに勤務するが、コーヒーの道を志すため独立。2008年Free Pourラテアートワールドチャンピオンに輝き、2010年自身がプロデュースするコーヒーショップ「STREAMER COFFEE COMPANY」をオープン。

 

STREAMER COFFEE COMPANY
東京都渋谷区渋谷 1-20-28 宮川ビル 1F
TEL03-6427-3705
http://streamercoffee.com/
Cafe 1

 

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