澤田洋史のカフェ進化論 Vol.2

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シンガポールに行ってバリスタトレーニング

新規オープンするカフェからバリスタのトレーニングを頼まれ、8月下旬から9月にかけての8日間、僕はシンガポールへ行ってきました。

夜中に日本を発ち、早朝にチャンギ国際空港に到着。磨き込まれた空港ロビーを出ると、緑に包まれた南国の空気がとても気持ちよく体を包みます。赤道に近いシンガポールなのに、東京より断然涼しく感じられるのは何故ですかね?

カフェはモスクの近くにあり、周辺は観光客が大勢行き交う最高の立地でした。そのカフェは1階にあり、2階、3階には日本のアパレルブランドのセレクトショップがテナントに入っています。

カフェのオープンまで1週間もありません。なので、早速トレーニングを開始。指導するのは20代のやる気に溢れた4名で、一日4時間のトレーニングを5日間みっちりこなします。いずれもバリスタ経験者なので、実技中心の指導。実際にやってみせて、同じ事をやってもらうの繰り返しでスキルアップを目指します。僕が主に見るのは注ぐ時の癖で、変な癖が付いているとなかなか美しいラテアートが描けません。そんな点を指摘しながら、あっという間の5日間でした。

シンガポールの若い人たちと直に接して感じたのは、今の日本の若者に比べて数段貪欲だということ。誰もが熱心なので、腕がみるみる上がっていきます。なので、とても教え甲斐がありました。

トレーニングの合間には、カフェ巡りを楽しみました。そこで気付いたのですが、日本ではそこそこの味でしかない、カップケーキがとても美味しいこと。キャロットケーキやチーズケーキのレベルも高いですね。やはり、イギリスの植民地だったという文化の名残というか、それが今に息づいているのでしょう。

さて、オープニング当日。美しく飾られた店内には、コーヒーの他、サンドイッチやカップケーキなどが並んでいます。それらを眺めていると、何となく臭ってきたのです。犯人は誰?なんて辺りを見回すと、目に入ったのがドリアン&バニラのカップケーキ。犯人はこいつだったのですね。僕は以前チーズを扱っていたので、臭いにそれほど抵抗感がありません。さっそく、手を伸ばし口にすると意外な美味しさ。スタッフがそれを見ていて、「洋史はドリアンが大好物なんだ」と、その夜ドリアンの屋台に連れて行かれたのは言うまでもありません。

 

Cafe 2 澤田洋史 Hiroshi Sawada
バリスタ。ラテアーティスト。大阪府出身。食品メーカー勤務後、アメリカ・シアトルに留学。そのときラテアートに出会い魅せられる。帰国後は再び食品メーカーに勤務するが、コーヒーの道を志すため独立。2008年Free Pourラテアートワールドチャンピオンに輝き、2010年自身がプロデュースするコーヒーショップ「STREAMER COFFEE COMPANY」をオープン。

 

STREAMER COFFEE COMPANY
東京都渋谷区渋谷 1-20-28 宮川ビル 1F
TEL03-6427-3705
http://streamercoffee.com/
Cafe 1

 

写真/金谷浩次

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